岐阜北ロータリークラブ 会長就任にあたって


第41期 2022-2023年度
会長 川崎 賢二


 この度、40余年という歴史と伝統ある岐阜北ロータリークラブの第41代会長を拝命いたしました川崎賢二です。岐阜北ロータリークラブに入会し早11年が過ぎましたが、会長職を仰せつかるにあたり身の引き締まる思いでございます。この一年間、賜った当クラブならではの大きな資産を存分に活かし、その特徴をさらに伸ばせますよう尽力する所存でございます。

 2022〜2023年度のRI会長テーマは、『イマジン ロータリー』です。『イマジン』とは、皆さんご存じのビートルズの同名の名曲を由来としているとのことです。もともとこの楽曲は、世界平和を願って制作されたとの説明を受けました。折しも世界に目を向けますと、ロシアによるウクライナへの侵攻という大規模な紛争が発生しました。また、新型コロナウィルス感染症の感染拡大による影響もあり、世界中で一日も早い終息を願っているところでもあります。そのような意味でも、私はこの『イマジン』は時宜を得た素敵なテーマでもあると思っています。
 世界の平和は、クラブの平和にも繋がります。クラブの活動がプログラム通りにできなかったこの2年間、改めて平和であることの有難さに感謝をし、クラブの事業計画の通りに会務運営ができることも、この世の中が平和であるからということを実感できました。かかる思いを念頭に置き、会長職を全うしてまいります。

 また、第2630地区2022〜2023年度の高橋伸治ガバナーは地区の方針として、「ロータリーの心と原点を大切に、描こう明るい未来を」を掲げています。そのための7つの地区方針を列挙されており、これに対しての具体的なパフォーマンスを出すことを各クラブに求めています。ここで高橋ガバナーが唱える「原点」を、ロータリーの重要な奉仕活動である人道的支援活動とともに、倫理運動体としての教育的要素も原点であることを強調しています。すなわち、「ロータリーは心を育て、人を育てる」という理念の側面であります。これは、ロータリーは「親睦と職業奉仕」を根幹に、「例会は人生の道場」として例会の充実を図ると同時に、Enter to Learn,Go Forth to Serve(入りて学び、出でて奉仕せよ)の精神のもと、常に「超我の奉仕」を胸に奉仕の実践に努め、自己を磨き、高い職業倫理基準と道徳心を持った「真のロータリアン」を育てる場であることを意味します。

 上記の方針を踏まえ、私からクラブにおける今期の最重点施策として以下の4項目を申し上げます。

(1)クラブ例会のさらなる充実
まずは、毎回の例会を魅力あるものとすることを意識しながら、真のロータリアンを育てるための、学びと感動と意欲の場となる充実した例会となりますよう例会を運営していきます。 その第一歩として、今年度は例会の回数を例年よりも増やすとともに、全ての例会につき100万ドル例会をなくすこととしました。「腹が減っては戦はできぬ」ではありませんが、人生の道場に通うにあたり、まずはしっかり食事をしてから、そんな感じです。多くの会員の出席を期待します。
(2)会員増強
会員増強 会員増強については、RIも今期の最重要事項に掲げております。また地区活動方針でも、会員増強及び会員維持並びにクラブの拡大を実行していくことを謳っています。私も今期のクラブの重要課題として取り組みます。 「入りて学び、出でて奉仕せよ」を実践するためにも、全会員を挙げて会員増強を図る必要もあります。新入会員が参加したくなるような、そんな魅力のあるクラブとなりますよう、例会の充実を図りながら夜間例会も活用し、会員増強に努めます。とりわけ、女性会員や40歳未満の会員の入会を促すための施策を検討しながら、会員増強へと繋げていきます。
(3)社会奉仕活動の実践  
会員全員がロータリーにおける奉仕の理念である「超我の奉仕」及び「最もよく奉仕をする者、最も多く報いられる」を育み、会員全員が地域に根ざした社会奉仕活動に積極的に取り組めるよう努めます。
(4)親睦交流の充実  
親睦とは、Friendshipという親しい者同士の友情、すなわち目的や理念には関係なく、親しい間柄で使われる言葉ではなく、Fellowshipという志を共にする者同士の仲間意識であることを意識し、親睦交流事業を始めとしてクラブの様々なプログラムを通じて、ロータリーの志を共にし、強め高め合う仲間意識を育んでいきます。

 最後になりますが、今期のクラブの活動がプログラム通りに滞りなく遂行するためには、会員の皆様のご支援とご協力が不可欠であります。会員の皆様の相変わらぬご支援とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。




HOME会長挨拶クラブ沿革プログラム/週報バックナンバー